テキスト読みの代わりになる方法あれこれ(その5)

こんにちは、ぴよ です。

前回、オススメの本として、①~③の3冊を挙げました。

 ① プレップ労働法
 ② はじめての社会保障
 ③ 事故と災害の歴史館

今日は、続きをお伝えしたいと思います。

...では早速!


● オススメの本④ 教養としての「労働法」入門
 (オススメ度 ★★★★★)

 この本は、日本の労働法(主に労働基準法)がどんな法律なのか、外国(とくにアメリカ)との比較で理解できる本です。
 文体も口語調で読みやすいです。

 例えば、日本では時間外労働の割増賃金は原則25%ですが、世界の標準は50%で、いわゆる先進国の中では日本だけが25%だということが、歴史的な経緯も踏まえて書かれています。

 アメリカでは解雇に際して理由は一切問われないということは、ニュースなどでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
 そのことだけを切り取ると、アメリカはひどい国だと思われるかもしれませんが、その分、日本と違って中途採用がとても活発に行われており、(少しずつ変わってきてはいますが)一度採用されると不本意な仕事でも続けることになりやすい日本の制度と、どちらが幸せなのかは一概には言えないことが理解できます。

 アメリカでは履歴書に写真を貼る(貼らせる)ことはありえない、なんてこともわかります。

 2021年に発行されて、今のところ改訂版は出ていないようですが、読んで損のない本として間違いなくオススメできます。


● オススメの本⑤ 社労士V イラストでわかる労働判例100
 (オススメ度 ★★★☆☆)

 この本は、「社労士のテキストの一部として必修なのでは?」と感じる方がいらっしゃるかもしれません。

 労働法の判例集はいくつか出版されていて、必ずこの本でないとダメということではありませんが、比較的読みやすいのは、社労士受験生を想定して書かれたこの本かと思います。

 ここからは、「判例集を読まないといけないとは思っていますが、ハードルが高くてなかなか手が付けられません...」という方を想定してお話ししますが、そういった方は、判例集は辞書的に使うことをオススメします。

 どういうことかと言いますと、例えば労働基準法のテキストを読んでいけば、必ず賃金の相殺の話が出てきて、そこで賃金の過払精算の有名な判例である「福島県教組事件」が登場すると思います。

 このようなときに、判例集を使って「福島県教組事件」のページを読むことにより、事件の概要など、テキストに書いてある内容をより具体的に知ることができます。
 もし、講師の先生などに質問できる環境にある方は、こういったタイミングで、判例のわからないところを質問してみるのもよいのではないかと思います。

 ちなみに、「判例が難しい...」と、苦手意識のある方は少なくないと思いますが、それは考えてみれば当然のことなんです。
 なぜかというと、裁判所で争われたということは、「白か黒か明らかでなくて微妙なため、裁判所に決めてもらった。」ということなので、そもそも簡単にわかることなら裁判にならないからです。


・・・ということで、オススメの本を5冊挙げてみました。

次回は、また少し視点を変えてお話しできればと思っています。

ではまた。

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